妊活ブログ

不妊治療の途中で体調を崩してしまったとき

こんにちは。お客様相談ダイヤルの中の人、多田まどかです。
ようやく暑さが落ち着いてきましたね。爽やかな気候ではありますが季節の変わり目、体調を崩す方も見受けられます。風邪などの体調不良、不妊治療中はどう向き合えば良いのでしょうか?

妊娠というのは、新しい命を芽生えさせて育むこと。大仕事ですね。何もない状態から新しい命を生み出すためにはそれなりにエネルギーが必要です。そしてそのエネルギーはお父さん、お母さんがそれぞれ摂取した栄養から作り出すしかありません。
体調不良の場合、体はまず健康な状態に復帰させるべくエネルギー配分を優先させます。その目に見える形が発熱だったり下痢だったりするわけです。この時、妊娠に割くエネルギーは当然あと回し。
こう考えると、やはり体調不良を押して不妊治療を進めるのはあまりお勧めできない、ということがわかると思います。

ステージ別にもう少し細かい話をしましょう。

人工受精や、体外受精・顕微授精の採卵を目前に控えて体調を崩してしまった場合。
卵子や精子を妊娠に向けてエネルギー注入をしている重要な局面にもかかわらず、たとえるとガソリンを満タンにできない状況です。できれば延期をお勧めします。
ただし、それまでの段階でエコーで非常に良い卵が育っていることが確認できているような場合は迷うと思います。この場合は体調の程度にもよりますが、やはり採卵に賭けてみたくなりますよね。迷う場合は後々後悔しない方法を選んでください。
体外受精や顕微授精で卵巣刺激が始まったばかり、という段階であれば、それまでに使った薬が勿体ないな、という気もしますが、無理に採卵をして結果あまり良い卵が採れなかった場合、余計に身体的・経済的負担が増えてしまいます。ここは思いとどまった方が、結局は成功の近道になるのでは、と思います。
特に高熱が出たような場合、卵子も精子もタンパク質が熱変性を起こして質が落ちる可能性が高くなります。

体外受精・顕微授精の胚移植を控えて体調を崩してしまった場合。
胚移植は着床を目指す局面です。母体側のエネルギーだけではなく受精卵側のエネルギーも問われるため、母体の必要とするパワーという点では採卵に比べると少なくて済みます。
とは言え、着床した受精卵に血液を通して栄養を供給するわけですから、母体が飲食物からしっかりと栄養を作り出し、血液に替えてスムーズに受精卵に送る力を必要とします。
また胚移植は移植すれば終了、ではなく、赤ちゃんを育むスタート地点です。今後のことを考えてもできれば延期をお勧めします。
胚移植の直前になって体調を崩してしまった場合は、たとえば凍結胚の場合で融解を始めてしまっているようなタイミングなら移植すべきでしょう。
新鮮胚移植を予定しているなら凍結胚にする、という選択肢が生まれます。

どのような場合も、特に年齢の問題を抱えている場合は「一日も早く」という焦りのために無理をしてしまう傾向があるように思います。
ですが、1~2周期先延ばしにしたところで、そこまで大きく状況が変わるわけではありませんから、やはり体調をベストに整えて処置に臨むことをお勧めします。そう、「急がば回れ」というわけですね。

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