妊活ブログ

葉酸にまつわるちょっとショックな話

こんにちは。お客様相談ダイヤルの中の人、多田まどかです。
学生時代、「授業=お昼寝の時間」だった私ですが、今回ばかりは耳をかっぽじって目を見開いてセミナーを受けてきました。どうしても皆さんにシェアしたい内容だったからです。

以前にも書いた「葉酸」について(こちらこちらの過去記事をお読みいただけるとより理解しやすいと思います)。
赤血球やDNA核酸の合成に必要な葉酸、不妊治療や妊活には欠かせない栄養素であることは皆さんご存知の通りですが、実は日本人はこの葉酸について少々不利な立場にあるようです。え!?どういうこと?

通常、サプリメントには合成葉酸が使用されていることがほとんどです。しかし合成葉酸はそのままでは体内で運用できません。「代謝」を経て体内で使える「活性型葉酸」に変換する必要があるのですが、この時に必要になるのが「MTHFR」という酵素。
ところが日本人は遺伝的にMTHFRの活性が悪い体質の人が多いそうです。日本人の約4割はMTHFRの遺伝子に欠損があるMTHFR不活性なんだそう。衝撃の事実です!
それが原因なのかどうなのかはわかりませんが、厚生労働省から「妊娠前の女性はサプリメントから毎日400㎍の葉酸を摂取すること」という通達が出てかれこれ18年が過ぎますが、実は二分脊椎の赤ちゃんが生まれる数は相変わらず減少していないそうなんです。これまた衝撃の事実。
それではもっとたくさん葉酸サプリを摂ればいいのか?と言えば、そう単純な話でもないようです。
なぜなら、代謝されない非活性型葉酸が体内に蓄積されると活性型葉酸の働きを邪魔してしまうから。
また活性型葉酸は、「メチオニン」という必須アミノ酸の代謝にも関わります。メチオニンは一旦、ホモシステインという中間物質に変換され、肝臓内で再度メチオニンに代謝されてめでたしめでたし、となるのですが、活性型葉酸が不足するとホモシステインからメチオニンへの変換が上手くいかず、ホモシステインが蓄積されます。この「ホモシステイン」、心筋梗塞や動脈硬化の原因と考えられている大変ヤバい物質です。
だったら葉酸は天然型がいちばん!かと言えば、これは以前も記事にしましたが、天然型には合成葉酸に比べて非常に「吸収率が低い(約50%程度)」というデメリットがあります。しかも高額。
自分のMTHFR遺伝子が活性型なのか不活性型なのかは、遺伝子検査を実施すれば分かるのですが、まだこの検査を実施している医療機関は少なく、あったとしても保険の利かない自費での検査です。郵送での検査キットなどもあるようです(5~6,000円程度)。

以上のことから分かるのは、葉酸サプリを毎日400㎍摂ってるから安心♪と甘んじるのではなく、食品から積極的に摂取する心がけもやっぱり必要だ、ということですね。ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

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