妊活ブログ

低AMHと受胎率の関係は?

体外受精をはじめると、多くの方が気にされるのが、AMH(抗ミュラー管ホルモン)。卵巣年齢とも言われ、「AMHが1以下と言われた」「AMHが実年齢より低い」など、この数値が低いことを気にされている方も多いと思います。

反対に多嚢胞性卵胞症候群などでAMHは平均より高いけど、採卵数に比べて残る卵が少ないと悩まれている方も多くお見受けします。

しかし最近、このAMHの数値と受胎率には相関性がないという論文が出てきています。この論文では、これまで不妊歴のない【AMH0.7未満】の女性と、【AMH正常値】の女性の受胎率を比較した結果、【有意差なし】という結果がでたということです。

この研究は、【不妊歴のない人】を対象にしているということですから、そもそも通常であれば検査する機会すらない人達を対象にした場合でも、AMHが高い人もいれば低い人もいる、そしてその人達の間に、妊娠しやすい、しにくいの差はなかった、ということです。

年齢平均と比べてご自分のAMHの数値が外れているからと言ってなんら悲観することではないということですね。

西洋医学は、不足している栄養素や、バランスをくずしているホルモンひとつひとつをみて、例えばビタミンDが足りないから飲んで、黄体ホルモンが足りないから足して、ということをしていきます。
しかし体のバランス、というのはシーソーのようにぴったりのところに合わせるのは難しく、こっちを足したらあっちが沈んで、という風に微妙な調整をしているものです。そのひとつひとつを足したり引いたりするのは不可能です。

体づくりをしていくということは、それらのバランスをうまく自己調整できる土台をつくっていくということですので、例えば検査で基準値から外れる数値があったとしても妊娠されることだって十分あり得るのです。
もちろん、客観的な治療を行うためには、検査結果などの数値目標が大切ですが、そこは西洋医学にお任せして、私たちはご本人のお体に目を向けて、その方が最大限に力を発揮できるようにお手伝いしていきたいものです。

廣田漢方堂薬局
不妊治療・体外受精チーフアドバイザー
上村 真衣香

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