妊活ブログ

AMHと妊娠率は関係ない!?

こんにちは。お客様相談ダイヤルの中の人、多田まどかです。
不妊治療に伴う検査には色々ありますが、たぶん受けた中でいちばん精神的ダメージを受けたのはこれだったんじゃないか、という検査についてのお話です。

AMH。だいたいにして不妊治療にまつわる言葉にはアルファベットによる略語が多いのですが、これは「アンチミューラリアンホルモン」とか「抗ミュラー管ホルモン」と呼ばれるホルモンの略語です。このホルモン値を測定すると何が分かるのでしょうか。
AMHは発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、この値は原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映している、と考えられているそうです。
…これではよくわかりませんね。簡単に言うと「卵巣の中にあとどれだけ卵子が残っているのか」が分かるという、画期的かつ衝撃的な検査なんです。
30歳代後半でこの検査を受けた私は「うーん、40代後半の卵巣やね!」という結果を告げられ、もう本当に頭の中で「がーーーーん」という音が鳴ったのを覚えています。肝心の卵巣だけ10歳も年を取ってるなんて…。
ですが今になってみると、クリニックのこの説明は不十分だったと思います。たしかに卵子の残存数で言えば10歳年を取ってるかもしれませんし、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という言葉のように、残りの弾数は多い方がチャンスも多いに決まっています。
でも、それよりも大事なのは、この残りの卵子一つひとつのクオリティです。残りが少なけりゃ少数精鋭の質の良い卵を育てることを目指せばいいだけの話なんです。
だから「AMHの数値が低い=妊娠しにくい」ではありません!これははっきりと研究結果も出ています。AMHが実年齢よりも低いと診断された皆さん、あきらめることはまっっったくありませんからね!
ではこの数値、どう利用するべきか。体外受精の場合なら、とにかく卵の量よりも質を重視した治療法を選択するための目安になります。卵を育てる過程の卵巣刺激の方法がそれ。卵を多く育てるHMG注射よりは排卵誘発剤の内服、または自然周期法でひとつの卵を大事に大事に育てる、その方が成功に結び付きやすいこともあります。
AMH検査の結果を伝える際、ドクターの皆様にはその点をしっかりと伝えていただきたいと思います。
30歳代の人がいきなり「40歳代後半の卵巣です」って言われたらね、もう頭の中は「がーーーーん」で一杯だから、まともに話なんて聞ける状態じゃありませんからね。そこんとこよろしく(年齢がバレるこの表現)、って思います。

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